RCサクセション

キヨシローさんがお亡くなりになられてもう9年目ですか。

月並みですが、早いですね。あっという間ですね。

 

今でも覚えています。

悲しい気持ちをひきずったまま、泣いてしまいそうな顔をどう隠そうかと

思いながらバイトに行ったんですよ。

 

朝一番に馴染みの年配の先輩に「古見さ〜ん、キヨシロー死んじゃったよー」って。

この先輩とは一度もキヨシローの話をしたことも、音楽の話をした事もなかったんだけどね。

 

「古見さん、落ち込んでんじゃないかって思ってー」

 

「ねー、ホントにねー」と返すのがやっとだった。

なんかもう泣きそうになったから。

ものすごく救われた気持ちになったな。

 

その先輩に「僕がキヨシローとかRCとか好きな事知ってました?」

なんて野暮なことは聞かなかった自分のことも少しだけ気に入ってた(笑)

 

とにかく好きだった。

特にまだ三人だった頃のRCが。

 

そのジャケットのLPに出会ったのが中二。

今思えば単なるジャケ買い、と「ハードフォーク」て書かれた文言。

なんの予備知識、先入観もなく島にある根間レコードで買ったんだ。

 

スピーカーが割れてる?と思うくらいに歪んだ声。

弦が切れそうなくらいにかき鳴らしたフォークギター。

「日隈くん」とか「僕の自転車の〜」「烏合のシュー」とか

「2時間35分〜、ガッタガッタ」とかね。

今まで聞いたことのない言葉が詞がメロディーになって歌になっててね。

面白かった。本当に。

 

でもね、同級生とかね誰にも言えなかったんだよね。RCが好きって。

言ったところで分かってもらえないみたいな。

なんでだろうなー。

もしかしたら自分だけの秘密にしておきたいみたいな

訳のわからない心理があったのかもね今思えば。

 

当時、同級生とかでフォークソングとかやっててフォークギターうまい奴いっぱいいたんですよ。

綺麗な運指で器用にアルペジオとかやってて。

「あ、上手だなぁ、すごいな。いいなぁ」と思いながらね。

 

それでこっちはRC育ちですから、ええ(笑)

叩くようにストロークですよ(笑)

アコースティックギターをかき鳴らす魅力は完全にRCからですよ。

 

その考え方は未だに変わってない。

 

たまに言われるんです。

「君のギターは雑!」とか「どっかいい加減なんだよねー」とか

「だいたいで弾いてるでしょ?」とかね(笑)

 

その通り!

おっしゃる通り!

 

でも望むところは雑を極めたいし、いい加減さを極めたいんですよ。

究極のところ。

だからうるさくないでしょ?僕のギター?

ジャカジャカ弾いてうるさくないのが理想なんですよ。

 

「雑にやってるように魅せる、聴かせる」

目指すところはね。

 

そのレコードは石垣の実家に置いてあるんです。

ギターを弾き始めたその当時の部屋に。

今度帰ったら久しぶりに触ってみたいな。

 

あの頃の中2の自分に言ってあげたいな。

「ジャカジャカやってもいいはずよー、大丈夫よー」